キューバと俺 

キューバの虜になった大学生。

 今、人生においてとっても大事なことを学んでいる気がする。

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ご無沙汰しております、Chikashiです。

だいぶ前に投稿して以来、 またもさぼり癖を発動させておりました。

 

ただいまコロナ禍により予定していたキューバでの観光インターン シップも中止になった上、空港閉鎖で帰国できないため、カサ( 滞在している場所) でオーナーとアンゴラ人のルームメイトと自粛生活を過ごしており ます。

 

まあ、そんなこんなで久しぶりに書こうかなと思ったのは、11月 から一緒に住んでいるドミンゴの存在があったからです。 ドミンゴと知り合った話は割愛しますがもしよければ開設したての YouTube(https://youtu.be/ixJn5kmOkxw)

を見てもらえればと思います。

 

一緒に住み始めた時から「 ドミンゴとの出会いは生涯を通じて残る」 と感じさせてくれていたのですが、 コロナ禍で彼と話す時間も増えてさらにその思いは確信に変わりま した。

 

日本にいる友人にドミンゴの話をすると「何がそんなすごいん?」 と返ってきます。

 

それは経験に裏付けされた物事に対する考え方です。

 

他人から聞いた考え方で物事を捉えているのではなく、すべて23 年の人生で経験してきたことを基に思考しているため話に説得力が あります。

 

ドミンゴが教えてくれることの中にはみんなも聞いたことがあるよ うなことばかりです。何が違うのか。 それは体験談を話に必ず交えるからです。

 

早速僕の中で「若い内にとりあえず経験しまくれ」 というありきたりフレーズが深みを帯びました。

 

正直に話すと、 今では勝手に師と仰ぐドミンゴのことも出会った当初は心のどこか でアンゴラ人→アフリカ人→自分より下かなと思っていました。

今振り返るとよくそんな事を考えられたなと虫唾が走ります。

 

そんな考えをしていた過去の自分を猛省しながら、 今回はいつも自信が持てなかった自分に響いた言葉を紹介しようと 思う。( 僕が言葉を聞いた時のリアル性を持たせるため関西弁訳になります 。)

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“Acepta a ti mismo. No importa que la otra persona te diga”

 

「まず自分を受け入れろ。 他人受けばっかり考えるから苦しむんじゃないか。」

 

「自分が良ければそれでいいやん。 他人に迷惑をかけへん自己中の何があかんのや?

オシャレするとき心のどこかで他人に綺麗、 カッコイイと言われるのを待つ人いるよな?

ある日はかっこいいて言ってもらえるかもしれへん。 じゃあ次の日言われへんたらどうする? ちょっとブルーな気持ちならへんか? 気になるからまた家帰って服変えなあかんくなるやん。

鏡見て『今日の俺かっこいいな』て思えたらそれでいいやん。

 

よく女の子の好きなタイプで『自信がある人』って聞くやろ? 俺が思う自信がある人ってのはありのままの自分を受け入れている 人やと思う。他人と比べることなくイキイキしている。 そんな自分を受け入れられる人は他人からも受け入れられると思う で。」

 

 

そう話すドミンゴも高校生の時、 自分の顔に自信がなかったらしい。 休み時間には他人の目を気にして席から動けなかったほど。 そんなドミンゴが祖父に「おじいちゃん、自分の醜い顔が嫌いや」 と言ったことがあった。するとこう返ってきた。「うん醜い、 自分を受け入れられへんお前はただただ醜い。受け入れろ。」と。

 

ありのままの自分を受け入れたドミンゴに他人の目を恐れる姿勢は ひとつもない。

 

 

「他人の目を気にするな」というフレーズは何度も聞いてきた。 しかし「するな」 といって他人に向いたベクトルの長さを抑えるだけではまた伸びて いく。そうではなく「自分を受け入れる」 というふうにベクトルの方向性を変えることをドミンゴは説いてい る。

 

特に他人の目を気にする習性を持つ人が多い日本人( 自分も含めて)は「自分を受け入れる」 という方向性に変えてみるのはどうだろう。

 

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